子猫の生まれてくる毛色は遺伝に関係！

皆さんもどうやって生まれてくる子猫の色が決まるんだろうと思ったことはありませんか？
私自身もまだまだ、生まれてくる毛色については理解できておりませんが初めての方にも分かりやすくご説明いたしたいと思います。
間違っているよとかありましたら、ご指摘いただきたいです。

基本的に黒系、赤系、混色の3種類に分けられます。
下記の表を参考にお願いします。
混色の男の子は生まれる確率がほとんど無いくらいに等しいので除外してあります。生まれても繁殖能力は無いとも言われております。

子猫の男の子は母猫の毛色が遺伝し、女の子は父猫の毛色が遺伝します。
また、母猫が赤系や混色の場合は女の子に遺伝するときもあります。

父猫が黒系、母猫が黒系の単色系での組み合わせの場合はその単色カラーの子猫しか生まれません。

父猫が黒系、母猫が赤系の場合は女の子は混色の子が生まれ、男の子はお母さんの毛色を引き継いで赤系の子が生まれます。

お母さんが混色の場合は色々な毛色の子猫が生まれます。

こちら父猫が赤系の場合も母親が黒系だと男の子は黒系が遺伝し、女の子は混色の子が生まれます。

父母が赤系の単色の場合も子も遺伝し単色の子となります。

母猫が混色の場合は男の子は単色、女の子は父猫の遺伝を引き継ついで赤系の子か母猫が混色なので混色の子が生まれます。

父猫が赤系のクリームタビー＆ホワイト

①母猫が混色のブルーパッチドタビーの場合
生まれてくる男の子は母猫の遺伝でブルータビーもしくは父猫にホワイトが混じってるのでブルータビー＆ホワイトになります。女の子は父猫の遺伝でクリームタビー（＆ホワイト）もしくはお母さんが混色なのでブルーパッチドタビーやブルーパッチドタビー（＆ホワイト）、キャリコなども生まれます。
 

②母猫が単色のレッドタビーの場合
生まれてくる男の子は母猫の遺伝でレッドタビー、女の子は父猫の遺伝でクリームタビー（＆ホワイト）になりますがレッドタビー（＆ホワイト）も生まれることもあります。
 

③母猫が混色のキャリコなどの場合
最初の表の毛色の子がほとんどの確率で生まれます。男の子は単色、女の子は混色になります。
両親にホワイトが入っていれば子も必ずホワイトが混じります。

また、黒系の子猫の場合は①の様にブルー系とは限らず黒系内のカラーが生まれることもあります。
クリームタビーが生まれるのであればレッドタビーの可能性もあるということになります。

後ほど黒系、赤系、混色とありますが混色は2色と3色あるので分けてご説明します。
2色はトーティシェルやブルークリーム
3色はキャリコやダイリュートキャリコ

毛色の説明で○○タビーなど出てきましたが縞模様のことになります。
単色の場合はブラウンだけでタビーの表記はございません。

模様にはクラシックタビー、マッカレルタビー、スポッテッドタビーなどがありますが血統書上ではタビー表記のみとなっております。

最後になりますが
皆さんの血統書にも両親のカラーが記載されています。

アジアキャットクラブでは両親の毛色から生まれてこない毛色は発行できないのでかなり厳しいと思いますので間違えは無いと思いますが上記のイラストや説明と比べてみておかしいと思ったら、ご連絡を！

当舎でも子猫が生まれて、申請するとその両親からは生まれませんとアジアキャットクラブから連絡が何度もあり、お父さんの毛色がクリームタビーからカメオタビーになり、現在ではカメオタビー＆ホワイトで落ち着きました。
なかなか、見ても毛色の判断は難しいものです。

そして、2024年度内にはアジアキャットクラブからジャパンキャットクラブに移籍となります。
なので血統書のデザインも変更になりますのでご承知のほどよろしくお願いします。

ジャパンキャットクラブ
https://www.japancatclub.org/